投資をはじめるときに読む(読んだ)本のまとめ
これから投資をはじめようと考えている方に向けて、私が読んで良かった書籍とそれらを読んだ順番についてご紹介したいと思います。
なお、当記事でいうところの”投資”は、長期的な資産形成を目的とした「ほったらかし」投資について記載しています。”ほったらかす”といっても最初から何も知識がないなかで始めるのは無理がありますので、最初の1〜2ヶ月の勉強をしっかりしておくことが重要だと考えています。
その勉強をしっかりとしておけば、あとは「ほったらかし」で良いと思います。
では、その勉強のために読んだ本を紹介します。
1.はじめに
お金のこと、資産形成のこと、全般を知る
個別の投資信託の知識や株式の知識に入っていく前に、ファイナンス感覚を身につけるために、お金にかかる全般のことを学びました。
1冊目は池上彰さんの本。投資はもちろんのこと、銀行、保険、税金など、お金にまつわる知識を幅広く学ぶことができます。この本で、ファイナンスの感覚をおおまかにつかむことができます。
2冊目は、上田惣子(そうこ)さんの「マンガ 自営業の老後」
1冊目とは少し趣向がかわります。具体的なフリーランスの人物像をもとに、生涯の生計シミュレーションをしながら話がすすんでいくので、非常に分かりやすいです。年金、保険、住宅購入など、具体的な事例が挙げられています。
自営業(フリーランス)のかたは必読だと思います。小規模企業共済は退職金、確定拠出年金は年金といったような分類もできるようになります。
私にとっては、この本が資産形成を考えるきっかけを作ってくれました。
この本の読了後、即座に確定拠出年金(iDeco)を開始しました。iDecoをはじめると、運用商品を考えることになるので、自然と投資信託の勉強へとつながっていきます。
2.投資について
具体的な投資について知る
投資への勉強意欲が湧いてきたところで、 怒涛のごとく投資本を読み漁りました。その中から6冊をご紹介したいと思います。
投資1冊目は、山崎元さんと大橋弘祐さんの「図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」。
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2017/11/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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投資活動について具体的に書かれています。ただし、いきなり投資信託の商品説明からはじまるのではなく、預金や、リスクの考え方、商品の購入方法、NISA、DC(確定拠出年金)の流れで進んでいきます。
投資信託とは何か、単利と複利の考え方、分散投資の考え方、銀行とネット証券の違いなど、幅広くかつ基礎的な内容を知ることができる、オススメの1冊目です。
投資2冊目は山崎元さんと水瀬ケンイチさんの「全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」。
全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)
- 作者: 山崎元,水瀬ケンイチ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: Kindle版
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この本で、水瀬ケンイチさんを知るとともに、長期的な資産形成にはインデックスファンドの積立投信が自分にマッチしている、という結論に至りました。
そこで、ネット証券に特定口座とNISA口座を開設し、開設準備期間中(特定口座は数営業日、NISAは2週間程度)に、積立投信についてより知識を深めるべく、以降の書籍を読み続けることになりました。
3冊目は田中唯さんと西原朗さんの「コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす」。
コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす
- 作者: 田中唯,西原朗
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/09/29
- メディア: 単行本
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4冊目は水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」。
3冊目と4冊目は積み立て投信を実行するための裏付けがほしくて読みました。概ね主張されている内容が同じだったので、積み立て投信の実施に向けて踏み出すことにしました。
その後、運用商品をもっと詳しく知りたくなったので、さらに以下2冊を読みました。
5冊目は山崎元さんの「全面改訂 超簡単 お金の運用術」。
投資の6冊目は竹川美奈子さんの「新・投資信託にだまされるな」。
新・投資信託にだまされるな! ---買うべき投信、買ってはいけない投信
- 作者: 竹川美奈子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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5冊目、6冊目で運用商品について具体的に学びました。
ここまで読めば、リスクとリターンの考え方、アクティブファンドとインデックスファンド、ETFと投資信託、これらの知識がつき、長期的な資産形成をおこなう上で何に投資すべきか、その指針が見えてくると思います。
以上、投資をはじめるときに読む本として8冊をご紹介しました。
なお、上記8冊はすべてKindleで購入することができるので、本棚のスペースを占めることなく、そしてどんな場所でも読むことができて便利です。
ちなみに、私はiPad mini4でこれら8冊を読み漁りました。
参考までに、iPad mini4での読書については下記をご覧ください。
Lenovo ThinkPad X1 Carbon 第6世代 LTEモジュール搭載は2018年4月中旬からとのこと・・・まだまだ先
2018年2月9日より発売が開始された、Lenovo ThinkPad X1 Carbon 第6世代
の購入をずっと狙っていました。
https://www3.lenovo.com/jp/ja/notebooks/thinkpad/x-series/ThinkPad-X1-Carbon-6th-Gen/p/22TP2TXX16G
そこで、Lenovoサイトでカスタマイズをしてみると、、、
なんと、、、LTEモジュールは2018年4月中旬から販売開始、とのこと。。。
あと2ヶ月も先。。。だいぶ先ですね。。。
まぁ、待つしか無い。
ちなみに、「WLANアンテナ」はLTEモジュールではないのでご注意ください。
いまはT460sを使っているのですが、なにせ重量が1.43kgと重いので、持ち運ぶことはせずにオフィス据え置きにして使っています。
一方で持ち運び用には、重量1.00kgを切っているMacbookを使っています。
Macbookは軽さと薄さと美しさにおいては完璧なのですが、
というデメリットがあります。
そこで、X1 Carbonを。
なぜなのか?
- キーボードが圧倒的に打鍵感が良い(キーがUシェイプでかつ深い)ので、
大量の文字打ちもストレスフリー(T460sで体感済み) - LTE搭載なのでWiFiルーターを持ち歩かなくて良い
- 14インチスクリーンにもかかわらず狭額のため13インチPCサイズである
- 薄い
- マットな黒色なので飽きない(ほぼ同色なT460sを2年使っても飽きていません)
さて、4月中旬まで待ってみます。
iPad mini 4を買ったら読書量が2倍に増えた
2015年9月の発売から2年4ヶ月が経過したiPad mini 4をいまさらながら購入してみたところ、以前とくらべて読書量が2倍に増えました。
iPad mini 4でのKindle読書がとてもはかどりました。
これまで、iPad Pro12.9と9.7の二台を所有、そして、Kindle Paperwhiteも持っていたのですが、そこまでKindle読書は進みませんでした。
まずはiPad Pro12.9と9.7は、
”重い”
のです。
手が疲れるから読書のために持とう、というモチベーションが下がり、読書が進みません。
一方で、iPad mini 4の重量約300gは手に持っていても疲れません。1時間くらいの読書であればストレスを感じないのです。
では、軽量なKindle Paperwhiteでも読書が進まなかったのはなぜか?
”読書(文字に特化)しかできないから”
です。
Kindle Paperwhiteの重量は約200gと、iPhone7 Plusの188gとあまり変わりません。なので、スマホを持っている感覚なので、長時間読書しても疲れません。そして、Eインク採用により、紙の視覚にかなり近いものがあります。
しかし、画面が白黒なので、もともと多色をつかったグラフや画像などが頭に入ってきません。小説なのであればKindleでいいのかもしれませんが、ビジネス、IT、経済など視覚的なグラフが多用される書籍を読むのにはちょっと物足りない。
ゆえに、Kindle Paperwhiteでも読書がはかどらなかったのです。
それを、iPad mini 4がいまさらながらに解決してくれました。
さらに、
- 本を読んでさらに詳しく調べたいことがあったらWebで検索できる (Kindle Paperwhiteにはできない)
- 関連する書籍や気に入った著者の書籍を追加で購入できる(SafariのAmazonからKindle書籍を購入できる)
- メールやメッセージが来たらすぐに返信できる
- 読書に疲れたらニュースサイトを閲覧できる
など、読書とその他のタスクをシームレスに、そして手が疲れることなく、こなしていくことができます。
だから、iPad mini 4で読書しよう、というモチベーションが高まります。
結果的に、読書量が2倍に増えました。
デバイスの面から読書を促進できるものですね。
Google Ad Grantsプログラムポリシー まとめ
Googleは、2018年1月1日より、Google Ad Grantsのプログラムポリシーを変更しました。その変更内容は、NPOのマーケティング担当者を震撼させるものであるため、本記事にハイライトをまとめておきたいと思います。
Google Ad Grantsのプログラムポリシー原文はこちらを参照ください。
1.プログラムポリシー変更の概要
はじめに、Googleがプログラムポリシーを変更した経緯として、
「このたびプログラム ポリシーの見直しを行い、より明瞭にするとともに、無償提供の広告サービスに関する品質基準を引き上げました。」
とあります。品質基準を引き上げる、すなわち、より厳しい、厳格な基準にした、ということです。
Google Ad Grantsプログラムポリシーは下記の6項目で構成されており、順を追ってみていきたいと思います。
2.Google Ad Grants 利用規約
Google Ad Grants 利用規約には、Google Ad Grantsの基本的な活用方針が定められています。そのなかでも、Google Ad Grantsの活用目的として、以下のとおり記載されています。
「Google Ad Grants 承認団体は、慈善目的のために組織され運営されている必要があります。プログラム ポリシーに対する違反が見つかったアカウントは、予告なく自動停止されることがあります。」
基本的な方針ではありますが、Google Ad Grantsの使用目的はNPOの活動に沿ったものでなくてはなりません。
3.非営利キャンペーン
非営利キャンペーンには、おもに、広告配信に活用する検索キーワードについて定められています。なかでも、Google Ad Grantsで禁じられているキーワードは下記の通りです。
Google Ad Grants 広告の配信に関して次のようなキーワードや検索クエリを使用することは禁止されています。
所有権のないブランド名(「YouTube」、「Google」など)、新聞の名前、他の団体の名前
1 語のキーワード(団体の所有するブランド名、一般的な病名、および以下の数例を除く)
ダッシュ、ピリオド、または特殊文字を含む用語は、1 語のキーワードとしては扱われません
一般的すぎるキーワード(「無料動画」、「電子書籍」、「今日のニュース」、「簡単なヨガ」、「ゲームのダウンロード」、「求人通知」、地名、歴史上の出来事や人名など)
品質スコアが 2 以下のキーワード
禁じられたキーワードを設定していると、プログラムポリシー違反とみなされ、アカウントが停止されてしまうリスクがあるので、Google Ad Grantsのご担当者は設定を見直す必要があります。
なかでも、青字の部分は要注意です!
まずは、1語のキーワードが基本的にNGなのです。貧困、病気、教育、など単独のキーワードは許可されていないので、すぐに複合キーワードに修正しなければなりません。
それと、品質スコアが2以下のキーワードもNGです。
検索キーワードの品質スコアは、検索キーワードとランディングページ(検索キーワードをクリックした際に飛んでいくページのこと)の関連性によって決まります。たとえば、「貧困 統計」という検索キーワードに対して、ランディングページが寄付のページとなると品質スコアが低下する可能性があります。なぜならば、この検索キーワードをクリックした方は、貧困の統計データがみたいのにもかかわらず、寄付ページに飛ばされてしまうと、必要な情報に辿りつけないことになるからです。貧困の統計データのページへ着地してもらうことで、検索キーワードとランディングページの関連性を高め、品質スコアが上昇します。
キーワードを設定してから数日後にAdwordsを開くと、品質スコアを確認することができます。
品質スコアの確認方法はこちらを参照ください。
4.ウェブサイトに関するポリシー
ウェブサイトに関するポリシーには、おもにランディングページとなるページおよびそのドメインについて定められています。
ユーザーが広告をクリックしたときに表示されるドメインは、各団体が所有しているものである必要があります。Ad Grants チームの承認を受けている場合は、寄付を処理するサードパーティ プラットフォームも使用できます。
団体が所有しているドメインが基本となっています。つまり、他ドメインのブログサイトに掲載された記事や非所有のECサイトの商品ページへ直接誘導することが許可されていません。あくまで所有しているメディア内に、商品紹介、サービス紹介、ブログ記事を記載して、ランディングさせなければなりません。
5.アカウント管理に関するポリシー
アカウント管理に関するポリシーには、広告の設定に関することが定められています。Google Ad Grantsのプログラムポリシーのなかでも、もっとも重要なことが記載されいますので、順番にみていきましょう。
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Ad Grants アカウントをご利用の非営利団体は、団体に関連する地域に広告を表示するためターゲット地域を設定する必要があります。
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すべての Ad Grants AdWords アカウントは次の条件を満たす必要があります。
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キャンペーンごとに有効な広告グループが少なくとも 2 つあり、関連性の高いキーワードのセットと有効な 2 種類のテキスト広告がそれぞれに含まれている。
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サイトリンク表示オプションが少なくとも 2 つ設定されている。
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ひとつのキャンペーンにつき、広告グループを二つ以上が必要です。さらに、ひとつの広告グループにつき、二つ以上の広告が必要になります。
次にクリック率に関する要件をみてみましょう。
Ad Grants AdWords アカウントは、毎月のクリック率(CTR)を 5% で維持する必要があります。ただし CTR は、新しい取り組みを試したときになんらかの理由で変動する場合があります。そこで、アカウントで使用している啓発用リソースで CTR が低下したときは、サービス内通知によりお知らせするようにしています。CTR の基準を 2 か月連続で満たせなかった場合、アカウントは取り消されます。CTR が低下したキーワードを一時停止または削除して基準を満たす状態になった後、アカウントの復元を要求することができます。
き、きびしい。。。CTR5%とは。。。CTR5%を2ヶ月連続で満たせない場合、アカウントが取り消されるとのこと。5%を下回る、ほぼ全ての広告を取り下げるくらいの覚悟が必要になりそうです。
6.報道機関向けの発表
報道機関向けの発表には、Google Ad Grantsを活用していることを外部に示す要件について記載されています。Google Ad Grantsの資格を獲得したことについてプレスリリースをおこなうことは禁止されていますが、Webサイト内に、Google の使用許諾ページに記載された文言を使うことが許可されています。
7.返金に関する方針
返金に関する方針には、誤ってクレジットカード情報を入力してしまったために、課金された金額を返金できない旨、記載されています。Google Ad Grantsは補助金(無償)ですので、クレジットカード情報の登録は不要です。
誤って AdWords アカウントにお支払い情報を入力してしまった場合、発生した料金の返金はできませんので、あらかじめご了承ください。AdWords アカウントにクレジット カード情報を入力すると、発生した料金をお支払いいただく必要が生じる点、Google Ad Grants アカウント作成ガイドに明記されているとおりです。
以上、Google Ad Grantsのプログラムポリシーをご紹介しました。CTR5%達成についてはNPOのマーケティング担当者を震撼させるものであったと思います。これからGoogle Ad Grantsをはじめるかた、現在運用中の方の参考になれば幸いです。なお、本記事の内容は執筆時点のものであり、時間の経過とともに変更される可能性がありますのでご了承ください。